今日は何にしよう?

morimaman.exblog.jp
ブログトップ
2008年 10月 16日

朝香宮邸





d0089009_239429.jpg


先日の三連休のある日。

moripapaからお誘いを受けまして、行ってまいりました。

 

 







d0089009_23105030.jpg



すっかりと秋の気配。
金木犀の花が散って、オレンジ色の絨毯になっていました。







行きましたところは、こちらです。

ルネ・ラリックのレリーフに迎えられて。
 
いつもは撮影禁止なのですが、この期間は撮影可でした

d0089009_23131152.jpg




東京都庭園美術館、旧朝香宮邸

朝香宮ご夫妻(殿下は久邇宮家の王子、妃殿下は、明治天皇の内親王)が、パリ滞在中、全身でアール・デコを体感された結果の、建物のようです。

ヨーロッパを旅したときに見た、王家や貴族邸宅とは、趣を異にしているようですが、
とても洗練された、ため息のでるような、アールデコの粋を凝らした、建物です。











d0089009_2325845.jpg



1階部分は、公的な役割のエリア。
大客室からアンリ・ラパンの香水塔がある部屋をみて。








エッチングガラスのパネルをはめ込んだ、扉。(大客室)


d0089009_23282223.jpg



私は、古写真を見ることが大好きで、日本の古写真集を10数冊持っています。



ちょんまげから、ザンギリ頭へ。
草履から、靴へ。

下級武士から、明治新政府の高級官僚へ。。。

あたふたとする男達を尻目に、女性達はあっぱれだったようです。






山田風太郎著 ’エドの舞踏会’で、西郷従道に言わせる、最後の言葉があります。



女性はな、貴族になったら、みんなみごとに貴族になるな。いや、衣装の事じゃなか、心がじゃ。あっぱれ、女は変る。


あっぱれな女性達を、古写真から垣間みる楽しさを、覚えました。








d0089009_2338035.jpg



こちらの朝香宮ご夫妻は、’あっぱれ、変る’方々ではなく、生まれながらに、王子、内親王と呼ばれた、雲上人。








d0089009_23442273.jpg



当時としては、とても自由な発想の邸宅ではなかったでのしょうか。
そして、贅を凝らした邸宅。






宮様方がパリに滞在中、あのバロン 薩摩をして、


’宮さん達はいいなぁ、贅沢が出来て。’

と言わしめたらしい。

宮内庁は、少し控えて頂きたいと、苦言を呈する程、パリを楽しまれたらしいです。




d0089009_23485915.jpg



それぞれの部屋、廊下に個性的な照明が。

ご夫妻が、細部まで情熱を傾けられて、作られたのがわかります。








d0089009_23511833.jpg



2階のプライベートフロアで、ひときわ印象的な、殿下の書斎。
円形の窓の向うを見ながら、執務をなさっていたのか。






姫宮の部屋。
寝室部分を覗いて。

d0089009_2354950.jpg


壁紙が、シックで品がありました。
妃殿下のアドバイスで、姫宮が決められたらしい。。。








d0089009_2356863.jpg



1933年に建てられたのです。
昭和8年。

私の両親は、洋風のバスルーム、トイレ(水洗)も併設されている、バスルームという
存在を知っていましたでしょうか?








d0089009_23593991.jpg



お庭を臨むサンルーム。
白黒チェックの床、といっぱいの日差し。








d0089009_01686.jpg



朝香宮はお子さん達におっしゃったそうです。


’うちは、明治天皇の皇女を貰い受けるために出来た宮家だから’


お子さん達はおっしゃっていました。


’新しい宮家なので、両親で話し合ってお正月のおせちなどは、やめていました。’








d0089009_04690.jpg



新しい時代を目指して、ご夫婦でお造りになったのでしょうか。

その感性は、洗練されて、


素晴らしい。。。

と感嘆するより他、何も思いつきません。








d0089009_062049.jpg




この邸宅が完成して、妃殿下がここで生活をされたのは6ヶ月。
三階にある、ウィンテーガーデンで冬の日差しを楽しまれる事が出来たのでしょうか。

殿下は、ウィンターガーデンで自ら求められたという、椅子に腰をかけて、妃殿下のことを偲ばれたのでしょうか。










d0089009_023442.jpg

[PR]

by morimaman | 2008-10-16 00:22 | 日々の出来事 | Comments(32)
Commented by Saori at 2008-10-16 00:39 x
素晴らしいですね・・・本当にため息ものです。
先日dianasちゃんのところでも写真拝見してきたのですが、やっぱりこうして素晴らしい写真を見せてもらうと、実際にこの目でも見てみたい!という気持ちになります。
以前はアールヌーボーの方が好きだったのですが、最近はアールデコにも目が行くようになりました。
ラリックの素晴らしい作品、隅々まで配慮されたインテリアの数々、雲上人だからこそこれだけのお屋敷を作り上げる事ができたんでしょうねえ・・・
こうして今ではいろんな人が芸術を楽しむ事が出来るようになって、きっと宮様方も雲の上で満足していらっしゃるのではないかしら^^
Commented by naco-life at 2008-10-16 00:56
昨年でしたか、テレビで
建築物を淡々としたナレーションと音楽でつないで
見せてくれる番組があり、大好きでした。
まるでその番組を髣髴とせるこの記事。
どこからか音楽が聞こえてくるようでした。
朝香宮妃は急逝されたのですね。
朝香宮邸にそんな話が秘められているとは
知りませんでした。
Commented by ymomen at 2008-10-16 01:42
朝香宮ご夫妻という存在すら知りません。
どんな方で、どんな暮らしをなさったのか、文献があれば拝見したいです。
きょうこちらを拝読して、とても興味がわきました。
検索してみます。

宮内庁から、少々慎まれるようにという助言があったというところで、バーバリアのルードリッヒ王のことを連想しました。
それほどに自分の欲しいものが形を成し、それを形作るほどの文化を体験し、さらにそれをバックアップしてくれる環境にいるということって、ごく限られたひとにしか許されないこと。

すばらしい居を構えると、そこでの暮らしを楽しむ間もなく主に不幸が訪れるというのは、あまりによく聞くように思います。
Commented by ako_bishoku at 2008-10-16 02:14
本当に素敵な場所で、洋風のバスルームは今でもお洒落に
使えそうですよね。 初めて知った存在ですが、そんな
素敵なところに誘ってくださるmoripapaさんはなんて
お洒落な旦那さまなのでしょう。 

ゆっくりした時間の流れる様子が伝わってきました♪
Commented by my_studio at 2008-10-16 11:06
おはようございます リズム*です♪
うわあ~~~変えられたんですね!
横に写真も大きくなって☆
まるで写真集をみているようですよ~^^
朝香宮邸のアール・デコは
この時代のものとは思えぬほど繊細で
建物もそこに住む宮様がも
美しさ、あいまって、素晴らしいですね~~♪
morimamanさんのお写真が
時を経ても、今なお美しいデザインの建物を
ゆっくりと紹介してくださるようです~♪
Commented by daikanyamamaria at 2008-10-16 13:09
morimamanさん、こんにちは^^

素晴らしいお写真に、うっとり。。。

儚く 幼い姫宮がたを残して 天国に旅立たれた朝香宮妃。。。
その想いは、秋の空から降り注ぐ美しい光のように、いまも、この邸宅を守っているようですね。

以前、目黒で暮らしていた我が家にとっては、子どもたちとピクニックしたり、音楽会に伺ったりと、大切な憩いの場所。。。*。。.゚。*・。♡

5月のバラをTBさせてくださいませ。どうぞよろしくお願いいたします。
Commented by Sanae at 2008-10-16 16:09 x
こんにちは。
旧朝香宮邸の公開日に行かれたのですね。いいなぁ。
東京都庭園美術館には何度か行ったことがありますが、
まだ建物自体が展示対象になっている日には行ったことがありません。
日本を代表するアールデコ建築だそうですよね。
写真をたくさん見せていただいたので、行きたい気持ちが強くなりました。
Commented by studiopinot at 2008-10-16 21:01
いいですね。
来週にでも時間を見つけて行ってこようかしら。
写真もOKなのですね。

私も大好きな場所です。
お写真とっても素敵です
Commented by morimaman at 2008-10-16 21:35
Saoriちゃん。
エルキュールポワロ(ドラマで)が住んでいる、フラットもかなり好きなのですが、こちらの邸宅は、別格ですね。
お仕着せではなく、ご自分達自らが、主導権を握り進められていった住まい。

やはり、公人としてのお勤めもあるので、それにふさわしいお部屋もありましたが、プライベートゾーンが、とてもぬくもりがあるエリアで、拝見していて、とても、和みました。
Commented by morimaman at 2008-10-16 21:41
nacoさん。
素敵な邸宅ですね。
感性がやはり、違うのでしょうか?あの当時、これだけのものを完成させていく日本人は、そうそういなかったはず。

お生まれと、育たれた環境が、ものをいったのかもしれませんが、それにしてもここまでの感性は、、、凄い、としか言いようがありませんよね。

朝香宮妃、たった6ヶ月のお住まい。。。
この完成までの月日を思えば、1ヶ月が1年に匹敵するのでは。。。私の勝手な思いでしょうが。
Commented by morimaman at 2008-10-16 21:45
momenちゃん。
きっと、私と同じように、興味を持ってくれると思いました。
ご夫妻だけの、文献は、、、なかなかないかもしれませんが、’皇族’というタイトルの本が、一緒に滞在をしていらした北白川宮のことなどがかかれており、少し垣間みることが出来るかもしれません。
また、詳しいことはお知らせしますね。

それぞれの妃殿下のパリ時代のお洋服が、とても素敵なのです。
やはり、特権階級の方々の暮らしなのですが、きっと多くの人々の憧れでもあったのではないでしょうか。

次回帰国のおりは、こちらでデートをしませんか?
Commented by morimaman at 2008-10-16 21:52
akoちゃん。
今でも充分に使えそう、、、というか、住んでみたい♪
ちょっと非日常を、日常にしたいような。。。

この邸宅にまつわるお話も、いろいろとあって、
本当にとても素敵なところです。

akoちゃんも好きな場所になってくれると、思うのですが。。。

夫は、この時期撮影が許されるので、ぜひとも行きたかった
ようです(笑)
Commented by morimaman at 2008-10-16 21:57
リズムさん。
ありがとうございます。
やっとです。。。しかもスキンを変えたら、、、本当に
万事がこうで。

こちらは、本当に素敵です。
建物を巡ることが大好きなのですが、ここが一番好きかも。

朝香宮ご夫妻にまつわるお話も、浪漫ティックなところがあるからでしょうか。

当時の壁紙が残っていたりして、お手本にしたいようなものもたくさんでした。
Commented by morimaman at 2008-10-16 22:02
mariaさん。
ありがとうございます。

古写真を拝見していたら、ある日を境に、妃殿下のお姿が、家族写真から消え、、、とても、大きな喪失感を覚えました。
きっと、お子様方は、もっとお母様と暮らされていたかったでしょうに。
末っ子の姫宮が、今もご健在のようですが、この邸宅でお育ちになり、ここから嫁がれ、、、

ちょっと、お話を聞きたいような気もします。

TBありがとうございます。
私も頂戴します♡
Commented by morimaman at 2008-10-16 22:25
Sanaeさん。
公開日、この日は本当に非日常を味わえてよかったです。
アールデコを楽しみ、邸宅の完成度の素晴らしさを実感し、
この日はお天気がよかったので、お庭も堪能できました。

何度も行っていらっしゃるのでしたら、やはり、建物の細部まで見ることが出来る日に、行かれると、楽しいと思います♪
Commented by morimaman at 2008-10-16 22:30
pinot先生。
先生もお好きな場所ですか。
一歩門をくぐると、別世界のような佇まいを見せてくれますね。
玄関までの道を、ここにお住まいだった方はどういう気持ちで、歩いて行かれたのか(お車だったかもしれませんね)、そういう思いを抱きながら、歩いて行く、、、事も好きです。

残念ながら、写真がokな建物公開は、終了してしまいました。
いつもは、撮影がNGらしいので、この期間はカメラ持参の方ばかり、、、
記録にとどめたい、美しさ、、、
Commented at 2008-10-16 22:35
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by tablemei2 at 2008-10-16 22:37
こんばんは〜♪
素敵なところですね〜随所に見所があって、写真を拝見している内に建物の中を訪れているような感覚を覚えました^^
過去へと時空を飛んで、住まいが活きていた頃に遡ってみるのも夢があっていいですね^^
Commented by プチラパン at 2008-10-17 12:42 x
金木犀のオレンジの絨毯、キレイですね。
香りもいいし、素敵な自然の絨毯ですよね。
ラリックのレリーフも素敵だし
そのほかのものも、ため息ものです。
昭和8年といえば、うちの母の生まれた年・・
全てが違いすぎます♪
Commented by suu-life at 2008-10-17 13:09
素敵な建物ですね~。
私も旅先で古い館を見つけると入らずにいられません。
さすがは皇族の方のお住まいだけあって趣が一際違いますね。
お写真を見ていたら飛んで行きたいような気持ちになりました。
ルネ・ラリックのレリーフにいきなり心を奪われ溜息の連続です。

私も一緒にお話しを聞きたくなります。
Commented by morimaman at 2008-10-17 15:14
鍵コメ 2008-10-16 22:35さん。
いえいえ、うろたえているのは私です。
気ままに我が道を行くブログでして、、、

そうおっしゃって頂けると、本当にうれしく思います。

何かのご縁、こうなったら覚悟をしてくださいませ(爆)
これからも、何卒よろしくお願いいたします。
<実はもっと驚かれる、偶然がございまして、、、ゆっくりと。。。。>
Commented by morimaman at 2008-10-17 15:16
meiさん。
ご家族が使われたという、裏階段などは、軽やかな足音が聞こえてきそうでした。
本当に、ご家族から愛され続けた邸宅ではなかったのかと、、、

これも想像の域をでませんので、いつか伺ってみたいような。。。
Commented by morimaman at 2008-10-17 15:19
プチラパンさん。
玄関の向かって左手にあった木ですが、いつ植えられたのか。
お玄関には、もう一つ、お出迎えのものがありまして、、、

一葉目の、狛犬さんです。
ここが何となく、ユーモラスでした。
何を見ても、あきませんね♪

私の両親も昭和初期の生まれ、、、その当時、夢にも描けなかった、お家ではなかったのかと。。。
Commented by morimaman at 2008-10-17 15:23
suuちゃん。
私も建物が大好きです♡
行った先で必ず、立ち寄っています。

こちらは、何だか吸い込まれるように見続けました、、、
ラリックのレリーフも、シャンデリアも、、、
鏡、窓、照明。。。
どこを切り取っても素敵です。
suuちゃんの東京見学は、是非こちらをコースにいれて下さいね♪

末っ子の姫宮さんは、去年か一昨年の婦人画報に、寄稿文を書いてありましたが、、、読んでいないのです。。。残念。
Commented by hiro-schon at 2008-10-17 22:14
素敵ですね。
東京都庭園美術館に何度か行きましたが、朝香宮邸には行った事がありません。
建築物にとても興味があるので、是非行ってみたいと改めて思いました。
お写真を拝見するだけで溜息ばかり、素敵な時間をありがとうございました。
Commented by morimaman at 2008-10-17 22:59
hiro-schonさん。
あのアールヌーボの邸宅が、今では公共の管理のもと美術館となり、ご夫妻はどう思っていらっしゃるでしょうか?

こちらは、維持保存の管理がよくなされていて、やはり公共の財産となっているのですね。

お帰国のおりには是非、立ち寄られて、ゆっくりと。。。
Commented by mahos-table at 2008-10-18 06:40
今公開しているのでしょうか。
まだやっているのなら行きたいです!

写真がとてもきれいです。
前よりさらに腕を上げられたのでは??
写真講座の効果でしょうか。
ブログの全体の配置が変わって
すごくすっきりとしましたね♪ますますお写真が映えます♪
Commented at 2008-10-18 06:43
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by morimaman at 2008-10-18 11:38
mahoさん。
いいお天気ですね♪
こちらの撮影可の公開日は終了してしまいました。
私たちもぎりぎり、出かけてしまって、、、確か一年に一回、撮影可の公開日があるかと思います。
普段はNGですものね。

ありがとうございます。
ブログにアップして、’あちゃ〜’と思うものも多く、これから、機会ある度に撮って、修行したいと思います。

横サイズの写真を大きくしたくって、換えてみました♡(ちょっと、他のブロガーさんにお尋ねしたりして。。。)

Commented by morimaman at 2008-10-18 11:42
鍵コメ  2008-10-18 06:43さん。
今日も東京は、とてもいいお天気です。
いつもお天気ばかりだと、大変でしょうけど、、、
雨だったり、曇りだったり、雪だったり、、、

日本の四季、お天気は、まるで、自分の人生と同じだなぁ、、、なんて、わかったような振りをしています。

こちらこそ、、、どうぞよろしくお願いいたします。
Commented by ladymtaiwan64 at 2008-10-20 23:52
素敵ですね、ためいきがでます。morimamanさんの解説付きで見ると、ますます素敵に見えます。一度行きたいなと思いながら、まだ足を運んだことがありません。次回の帰国時にはぜひ行ってみたいです。
Commented by morimaman at 2008-10-22 21:24
Lady Mさま。
本当にため息がでます。
こうやって、本当の美しさを目の当たりに出来る、ということは幸せなことですね。
ぜひ、ご帰国のおりには、足を伸ばされてみて下さい。


<< とりとめもなく      秋の朝 散歩 >>